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高気密高断熱住宅が乾燥する理由

高気密高断熱住宅が乾燥すると言われます。

なぜ乾燥するのか?その理由を今日は書いてみます。

写真は今朝(2019.1.29)の気温です。

計測に使用した「タグツール」 出典:無印良品

ちなみに電車通勤の私は無印良品の「タグツール」という
温度計をリュックに括り付けています。

ウインタースポーツも好きなので、ゲレンデにも持っていきます。
説明書には(0℃~+40℃(精度±2℃))とあるのですが、
今のところ-5℃までは計測できることをゲレンデにて確認しています。

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本題に戻ります。

今朝(2019.1.29)の気温が1.8℃湿度44%(ちょっとブレていますが)です。

私のスマホには温度と湿度を計算するアプリが入っていますので、
それで現在の温度と湿度を計算してみます。

 

気温と湿度を入力して「絶対湿度」を計測します。

これは、空気中に含まれる水分量の事。
これをきちんと計測しなければなりません。

すると、今日の外気に含まれる水分量は1.89g/kgとなります。
(1kgの空気の中に含まれる水蒸気重量)

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住宅には換気装置がついています。
もしくは時々窓を開けて換気をします。
まったく換気をしないというのなら、家の隙間から空気が循環します。

1.8℃44%の空気が室内にどんどんと導入されてくるのですね。

この1.8℃44%の空気が室内に入るとどうなるでしょうか?

一般の住宅でファンヒーターやエアコンをまわしていると、
室温は15℃程度になりますかね?

 

44%の湿度は正確には「相対湿度」と呼びます。
相対というのは温度に対しての相対ですので、温度が変われば数値も変わる。

室温が15℃の室内に1.89g/kgの水蒸気が入ると、
相対湿度は20%になります。

冬は乾燥して唇が割れたり、手の甲がひび割れするのはこうした理由です。
44%という湿度は、30℃の夏と1.8℃の冬では含まれる水蒸気量がまったく違うのです。

 

同じ44%の湿度です

30℃ 11.68g/kg

1.8℃ 1.89g/kg

夏は冬の6倍の水蒸気が空気に含まれています。
夏の湿度は44%以上になることの方が多いですよね。
つまり、夏は唇は乾燥しにくいですし、手の甲も割れにくいのです。

 

こちらは25℃の場合。

相対湿度は10%です。
15℃の室内よりもずっと乾燥していることがわかりますね。

温度 相対湿度 絶対湿度
1.8℃ 44% 1.89g/kg
15℃ 20% 1.89g/kg
25℃ 10% 1.89g/kg

まとるとこのようになります。

同じ水蒸気量でも温度によって相対湿度が変化することがわかります。
高気密高断熱住宅が「暖かい」から、相対湿度が下がるということです。
寒くて湿度が高い住宅と、暖かくて湿度が低い住宅。
私なら暖かい方を選ぶかな~なんて思います。

ちなみに、この室内の水蒸気量を意識すると換気装置を選ぶようになります。
また、住宅の気密もとても大切なことがわかるのです。
今後はこういった換気や気密についてもまとめてみようと思います。

最後になりますが、室内には人間がいます。
吐く息に含まれる水蒸気、お風呂の水蒸気、お料理の水蒸気と、
色々なところから発生される水蒸気があります。
これら住宅の中で発生される水蒸気を上手に使って
室内の湿度調整をすることはどんな住宅でも大切なことです。

湿度と温度、快適なゾーンは生活しながら作るもの。
私たちニュースタは済み方のアドバイスもしています。

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