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AH様邸5

AH様邸は今日が最終です。
「木をたくさん使った家」というのは
多くのお客様が希望されるキーワードのひとつです。
ただ、ここまで徹底して木にこだわると言うのは
モリハウジングとしてもはじめての仕事かもしれません。
というのも、木には二種類に分かれます。
内装として使用する木材として無節や上小節などの節の少ない部材と、
構造などに使用する木材のように節などまったく関係のない部材があります。

AH様邸に使用した木材の多くが構造に使用する、
節が多くて、赤身や白身が入り組んでいる部材でした。
上の写真に使用しているのも、
通常は天井の裏側に隠れてしまう桁(平角)であったり、
根太であったり、また、構造金具であったりします。
さらに、写真奥側に見える、細い木材はタルキと呼ばれる、
天井や軒天の下地に使用する木材です。

ただ木材を使うだけならモリハウジングでなくてもできます。
私達はもうちょっと捻って考えました。
その結果がこれ。
キッチンの天井にガルバリウムの外壁材を貼っています。
凹凸のある部材を天井にすることで、
照明器具や壁との接合部でとても苦労することになりますが、
合わさってみるととても目に楽しい組み合わせになっています。

建具はすべてオリジナルデザインとなっています。
奇をてらったデザインではないものの、
落ち着きの中に機能美があります。
特にトイレドアは縦長のスリットとし、
中の様子は絶対に見えないのですが、
照明器具の様子などが伝わるようなデザインを採用しています。
また、脱衣場の戸にはスリットを設け、
脱衣場の湿気が抜けやすいように考えました。

和風の家は本来、柱しかありませんでした。
柱と柱の間に戸をいれるのが日本家屋の考え方です。
これを忠実に実現すると隙間風が多く、
暖房効率の非常に低い住宅になってしまいます。
ただ、夏はカラリと開け放ち、風を通す、という考え方、
冬は締めて暖房効果を高める、という考え方を
間取りに当てはめ、視覚的に広さを感じられるような工夫を凝らしています。
また、現代風にアレンジすることも忘れずに
決してセンスの低い内装にしないように気を使いました。

これから外構工事を行うため、まだ工事中の感がある外観です。
今までの内装を見てきて、この外装は想像付かないと思います。
そう、これがAH様邸の一番のギミックです。
外観はクールで都会的、シンプルモダンを思わせます。
室内装と外観のミスマッチを狙っています。
ブルーとシルバー、白を基調とした外観はとにかく直線的で幾何的。
内装のランダムな珪藻土、自然な木目の雰囲気はまったくありません。
訪問者はこの外観を見て内装を想像することでしょう。
玄関ドアを開けるとゲップが出るくらいの自然素材を使用しています。
そのギャップは室内装の暖かさ、温かみを必要以上に感じられ、
「いい家だな」「素敵な家」だなと感じることは間違いありません。
長期に渡ってAH様邸をご案内してきましたが、いかがだったでしょうか。
私達の作る家はフランチャイズのローコストチェーンと比べると
確かに安いものではないのかもしれません。
でも、家作りにきちんと取り組んで、考え、提案する家は
お客様のご要望にきちんと答えられると自負しています。
ローコストチェーンの家に満足できないのであれば、
一度モリハウジングにて住まいを検討してみてはいかがでしょうか。

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