安く建てることは可能。でも、安く建てると高くなる?

20160114

家づくりの世界には「ローコスト住宅」という言葉があります。

「ローコスト住宅」とは、文字通り安い住宅。「高い住宅」と「安い住宅」があるのなら
それは当然「安い住宅」の方が良いですよね。

自動車と置き換えて考えてみます。

「高い自動車」と「安い自動車」があったら?
「高い自動車」はレクサスかな?もっと高い「フェラーリ」かな?
「安い自動車」は軽自動車かな?中古車かもしれない。
なんて感じです。

つまり、自動車だと「高い自動車」と「安い自動車」のイメージが
沸きやすいというわけです。
ところが「高い住宅」と「安い住宅」だとその差のイメージがわきません。
理由はいくつかあるのですが、私が思う、一番大きなものは
まだまだ住宅は過渡期だということです。

過渡期とは

移りかわりの途中の時期。物事の移りかわりの最中で、まだ安定していない時期。

住宅がまだ過渡期?って疑問に思われる方も少なくないでしょう。
そうです。千年以上前から住宅は存在し、ずいぶん技術が高まってきました。
しかし、しかしまだ住宅は過渡期なんです。

日本の家づくりはまだまだ戦後の貧しい時代の家作りをしています。
戦後の貧しい時代の家、『バラック住宅』です。
『バラック住宅』に高いお金は出したくないでしょ。
だから「高い住宅」よりも「安い住宅」の方が良いということになるのです。

もう一つ。

住宅も自動車も時計も同じ、古くなると価値がなくなるという考え方。
例えば自動車は新しいものの方が性能が高くなります。
今ならハイブリッド車のような自動車です。
古い燃費の悪い自動車なんて、ガソリンが高い現代には趣味の世界です。
時計も正確なのは電波時計、高級な手巻き時計は正確さでは100円ショップの電池時計にも劣ります。

住宅もまだまだ過渡期です。
昨年の家よりも今年の家の方が良い、となるとやっぱり新しい家の方が良いんです。

バラック住宅で、年々進化する住宅。
だったら安い家を住み継いで行くのも一つの方法だとも思います。

そんな安いが本当に安いのなら、です。

モリハウジングの試算によると、安い家もずいぶん高い住宅です。
その理由が光熱費(燃費)です。
安い家は性能もそれほど高くないので、光熱費がかかります。

例えばモリハウジングの住宅と性能のほどほどの家と、性能の悪い家の試算をしてみます。

性能
UA(W/m2K)
家の価格
(万円)
ローン
(円/月)
光熱費
(円/月)
修繕費
(円/月)
合計
(円/月)
モリハウジングの家0.62,20060,8007,00067,800
ほどほどの性能の家0.871,80049,8009,50012,50071,800
性能の低い家1.41,50041,50014,00012,50068,000
※光熱費は性能値から「住宅・住戸の省エネルギー性能の判定プログラム」(国立研究開発法人建築研究所)を使用し、
消費一次エネルギーを試算、エネルギー単価として1300円/GJ(実勢に合うように想定しています)と推定。
エネルギー単価は若干が差があってもエネルギー総量に対する比なので結果に大きな変動はないと考えています。
住宅ローンは0.875%(変動金利)35年間で資産
修繕費は外壁の塗装として算出。10年で150万円が塗装費として発生するものと仮定。

結果を見ると、1,500万円で建てた家も、2,200万円で建てた家も月々の支払いは大きく変わりません。
でも、毎月の住宅ローンの支払額は違います。
しかも、モリハウジングの家は暖かいのです。
性能の悪い家は言うまでもありませんが、冬は上着が手放せません。

また、住宅ローンは35年間で終わりますが、光熱費と修繕費はかかり続けます。
もちろん、塗装をせずに支払額を低減させることも可能ですが、その場合、外壁は劣化しますので最悪張替の必要が出てきます。

結果的に支払う金額は大きく変わりません。
それでもあなたは安い家に魅力を感じますか?

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