ドイツ研修まとめ

7日間のドイツ研修も終わってみればあっという間。
とても興味深い数日間を過ごせました。
猛烈な寒波に覆われていたヨーロッパ訪問を
私は、ドイツの家作りの正確さが良くわかる
ラッキーなタイミングと考えています。
平均の気温は-8℃ぐらい?
毎日が寒さとの戦いだったような気がします。
ところが一般住宅を含めた建物内は暖かく、
長袖のワイシャツ一枚、いや、半袖でも十分な
室温に保たれているのが印象的でした。
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暖かい室内にな何があったのか?
実は、ぱっと目に入る暖房器具がある施設は多くなく、
もちろんペレットストーブも薪ストーブもありません。
特にファンヒーターは一度も見ていません。
エアコンは住宅展示場に一棟だけ設置してあり、
(しかもパナソニックのすごく古いタイプ)
日本との差に驚く日々でした。
暖房の方法は床暖房かパネルヒーター。
モリハウジングの家に置き換えると、
スラブヒーターか蓄熱暖房機のようなもの。
しかし、コージェネレーターの普及しているドイツは
温水の床暖房や温水のパネルヒーターがほとんどでした。
+
日程のなかの一日はドイツの省エネ地区、ヴォーバン視察です。
15年前に建築されたエコ住宅を見学しました。
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ライターの火が3つ写っているのはトリプルガラスだから。
トリプルガラスと数十センチの断熱壁が
室内の断熱を高めています。
こちらは集合住宅なのですが、驚くのはその光熱費。
年間で、年間で20,000円しかかかっていません。
地域のコージェネシステムを使っていたり、
屋上に太陽光温水パネルがあったり、
太陽光発電装置も付いていたり、
地下にコージェネを持っていたりと、
次元が違うのですが、びっくり!ですよね。
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左に見えるのが太陽光温水、右に見えるのは発電パネルです。
発電パネルは隣地境界ルールで、角度が決められてしまっています。
屋根面がボコボコしているのは屋上緑化です。
屋上緑化も日本の思想とは全く違います。
グリーンテラスを作るというよりは
平らな屋根に土を巻いておき、飛んできた雑草を生やすというもの。
雑草が繁殖すればそれが「緑化」ということらしい。
太陽光発電パネルの価格はとても安く、
ここにはちょっと書けませんが、
日本の太陽光パネルメーカーさんには申し訳ないのですが、
輸入パネルメーカーは日本ではすごく儲かっていそうです。
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ドイツは洗面室に洗濯機を置きません。
洗濯機は地下に置いているのが一般的なんですね。
だから地下室は必ず設けるものなんです。
集合住宅ではみんなで洗濯機をシェアします。
一台の高性能洗濯機で洗濯することは
洗濯室を作り出し、洗濯室の環境を良くします。
つまり、この部屋は乾燥していて暖かく、
普通にこの部屋に干しても良く乾くんですね。
だから乾燥機の必要がない、エコなんです。
この辺の感覚は日本とは違いますねー。
でも、「感覚の違い」で済ませるものではなく、
日本人の感覚に合った省エネもきっとあるんです。
地下で洗濯機はシェアできないかもしれませんが、
日本人にあった感覚の方法がきっとあるんです。
街づくりも含めて僕たちはエコをもっと考えなければならない。
それは誰かが考えるものではなく、私達一人一人が工夫して
実践するものでなくてはならないんです。
モリハウジングは昨日より今日、今日より明日のエネルギーを減らしたいと考えます。

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